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M1 紫の糸 ~光を~ La Lumière

M2Prisoner

M3  ホ・ン・ネ Real intention

M4 夕映え It was good die in loneliness

M5 幻華 Distractionof Ω 

 M6 体が風になるまで Return Me!

ボーナストラック:μμタンバリン(アレンジ&プログラミング:Team S)


Vo    Nachiko

Dr    :そうる透

Bass   :渡辺建

Bass   :和佐田達彦

G      :田川ヒロアキ

G   :竹内亨規

Key    :河野啓三

Key    :河本慎一

Vi    :武藤祐生

和太鼓 :響道宴


Mix :岡野高史

All Music&lyrics:舘岡奈智子

All Produce&arr.:そうる透

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La Lumière 

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肉眼の世界の話④

私は基本的にオカルトの世界は あまり信じていない。
どちらかというと、それは浪漫であり美しく儚く、そして情念であり、時として尾崎紅葉の文学
や、その門下生の泉鏡花などが かもしだす幻想的で、この世的ではない それこそ
肉眼で見えない何かが そこにある不思議な世界から発する高尚な美を感じる。
小泉八雲しかり、私にとって肉眼で見えない世界を紹介した文学が、いつのまにか幻想的な
文学から怪奇物として扱われていったのは不可解に感じていたのは幼い頃からの実感だった。

何故なら夏になると、決まって扱われる“怪談噺”など特別不思議な事でもないし、
恐がることでもないと思っていたからだ。
細かく上げれば私の毎日は、怪談噺好きにとってはネタの尽きないものになるのかもしれない。
それは肉眼で見えない世界を知らないから“怪談”などと言われるのであって知っていれば
ごく普通の事になる。

私は映画で『シックス・センス』を観た時 とても自然に感じた。
映画では、わざわざ赤という色を使って観る人に目印を付けて教えていたが、
ごく自然な事で誰にでもシックス・センス=第六感なるもの、いや もう一つの眼がある。
自分が気付かないうちに、わざわざ閉ざしているだけだと思う。
毎日他の事に忙殺され耳をすます事、自然を眺めること、人をじっくりみつめること、
音を聴くことを辞めてしまっているのではないか・・・・

オカルトチックな噺を又一つ書くと こんな事があった。
いたずら好きの友人がいた。どちらかというと自虐的な面のある人だ。
ある夜 私と、その友人と もう一人で ただドライブに行こうと言う話になった。
何か そのいたずら好きの友人Sが嬉しそうなのが気になったが、気持ちの良い季節だった
こともあり、深夜のドライブという事になった。

好きなギルモアのソロを大きな音でかけて(ドライブ向きではない気がするのだけど)
わいわいしながら高速を飛ばしビュンユン行った。
私は万華鏡のように見えるメガネをかけて景色を見て喜んで時の経つのも忘れていた。

ふと気付くと、ある道路で車を停めてSが私に車から降りて外の空気を吸うように促した。
言われるままに車から出ると、走ってきた道路と その右に道路がもう一つあって正面に
今まで来た道路と同様に、この先がトンネルになっていた。
私達が来た道路は、その右側の道路の脇に作られた感じだった。
その右側の道路の先のトンネルは入口が潰されていた。
私達が走ってきた道路のトンネルは煌々とランプが点いていて対照的だった。

「何? これ?」 その異様な風景に一瞬肩がすくんだ。
外に空気を吸うために出たはずなのに、とんでもない。
音がする。派手なクラッシュ音が時々聴こえては闇に飛んで行く。
Sはニタニタしていた。私は あたりをキョロキョロ見渡した。

よく見ると左側に川があった。呼ばれるように川に近づいた。
「ウェッ…」 私は思わず目を覆った。
確かに見た。真っ暗な川から人の手が何本か水上に出て岸辺に伸びていた。
うそでしょ、下手な怪談噺じゃあるまいし。それが その時の感想だった。
しかし、どうにも気分が悪くてムカムカするし、寂しくなるしで、目の前のトンネルが
二つ並んでいるのを見ながら凝視し立ち尽くすことしか出来なかった。

どう考えても、ここで沢山の幽体が肉体と分離させられている。
それも不本意に、強い思いを残して。
悪いことに自分が分離させられたことにも気づいていない幽体が、かなり居る。
何て非科学的的な事を書いているのだろうと思いながら書いているのだけれど
実際 経験したのだから仕方がない。その後起きた出来ごとを思っても。

私は、すぐにここで事故が多いから新たに今来た道路を脇に作って、本来の道路は
右側のトンネルを封鎖してある道路でしょ、とSに言って不快感丸出しにして、
すぐ帰ろうと言った。こういう場所に面白半分で来るものではないのだ。
人の“悲しみという波動”が残っている。もし私とか同行した人達と合ったら、どうなる?
私の言葉でSは半分驚きながらも、やはり事故多発のために今までの道路とトンネルを
潰して今日来た道路とトンネルを新たに作ったらしいと話してくれた。私を試したらしい。
冗談ではない。多分 この人とは この後 付き合いはなくなるだろうとピンときたら
親しかったにも関わらず何故かプッツリ消息不明になった。

で、そのトンネルから帰宅した後日談が私にとっては最悪だった。
当日の明け方 猛烈な腹痛に襲われ救急車を呼ぼうかと もがいた。
場所は丁度腹部。お腹を壊した痛みとは全く違う。物凄い激痛なのだ。
口もきけない。動けない。気絶する寸前やっと意識がある感じ。
数分激痛で脂汗をかき納まってくると身体が、まるで金縛りのように硬直していた事に
気付く。救急車を呼ぶにも呼べない状態は4日間続いた。
それなら痛くない昼間に病院に行けばいいのにと思うのだが、たかが数分間だから
今夜こそ激痛は来ないだろうと高を括って行かないでいた。
そして5日目の明け方…また激痛かと思った時 耳元でバイクのガチャーンという音
に聴こえたが、そんな音が鼓膜に響いた。何事かと目を開けたらベッドサイドに
見たこともない男の人がシルエット部分が強かったけど斜めに倒れるように、居た。

徐々に腹痛が始まりそうな気配がしてきたので、思わず叫んだ。
「わかった。わかった。あなたは あそこでバイクで事故を起こしたのよね。
でも私には、どうしてあげる事も出来ない。存在は気づいてあげれたけど。
だから約束する。私を あなたが居心地良い処に連れて行ってくれる人が居る処へ
連れて行って。私には まだまだ理解できないことだらけなんだから。」

今でも そう言ったのはハッキリ覚えている。そのあと始まりかけていた例の激腹痛は
治まり、翌日から全く無くなった。これ幸いと喜んだものである。
数日後 友達に誘われて ある店に食事に行った。知り合いのミュージシャン夫妻もいて
なーんだ そういう店かと思った。大根おろしとポン酢が美味しかった。
噂が入って来るのに、そんなに時間はかからなかった。
そこのマスターが私が帰った後 言っていたらしい。

「誰だ? 随分重たい奴 店に連れて置いて行った奴は…」

私はといえばスッキリ。気のせいにしては面白いくらい。まるで薬でいえばフラボですか。
そのマスターに関して、後から色々噂を聞いた。
あんな場所で店をやっている理由も何となくわかる。
肉眼で見えない世界相手に仕事をしている連中が たむろうのもわかる。

私の知人で外タレのワールド・ツアーに参加してきた人は普通に言う。
「普通にザクザクいるって。そしたら 知らないふりするか、何もしてあげれませんって
断って普通にホテルで寝るに限る」と。

やはり“怪談噺”たるもの風情で優雅で、ただ恐いだけでは淋し。
本当の怪談噺は この現実世界で行われている。せめて物語は心理学でいう
恐怖映画が心理の安定をもたらすっていうプラスのものであって、そこに
美学を盛り込んで欲しいなどと思ってしまう。
本物の肉眼で見えない世界からの発信は膨大なメーッセージすぎるから…

2013-06-18 16:43:03投稿者 : Nachiko
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