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M1 紫の糸 ~光を~ La Lumière

M2Prisoner

M3  ホ・ン・ネ Real intention

M4 夕映え It was good die in loneliness

M5 幻華 Distractionof Ω 

 M6 体が風になるまで Return Me!

ボーナストラック:μμタンバリン(アレンジ&プログラミング:Team S)


Vo    Nachiko

Dr    :そうる透

Bass   :渡辺建

Bass   :和佐田達彦

G      :田川ヒロアキ

G   :竹内亨規

Key    :河野啓三

Key    :河本慎一

Vi    :武藤祐生

和太鼓 :響道宴


Mix :岡野高史

All Music&lyrics:舘岡奈智子

All Produce&arr.:そうる透

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La Lumière 

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肉眼の世界の話②

色々な体験をした中で、コレは・・・と思った体験から感じたことを書こうと思う。

まだ右も左もわからない私は“無限の世界”に とても興味を持っていた。

そこには鳥獣戯画から宇宙、見えない鏡の奥に広がる何か、そして当時は禁書とされていたアリスター・クロウリーの世界まで 様々だった。

今思うとインド哲学の世界、ヨガ、瞑想が大好きだったWHOのピート・タウンゼントの影響で、アリスター・クロウリーはZepのジミー・ペイジの影響かと分析できる。

ちょっと特殊な家庭環境だった私は ある意味で本の虫、何時間もピアノを弾く、習っていた歌科の先生から教わった発声の本で毎日 大声で TV・ラジオを禁止されていたので それしか発散する事のない状況に置かれてきていた。

あまりに毎日 ピアノを弾きながら発声ばかりやっていたので母が うるさがり 生まれて初めて誕生日にプレゼントをもらっただけど、「あなたの声で ぬか味噌が腐る」と言って冗談かと思うほど大きな焼き物の漬物の壺を渡されたのをハッキリ覚えている。

話は逸れたが、そんな毎日の中 私は どうしても病院での あの不思議な体験から、目に見えない何か・・・・に異常に惹かれ それが良い物なのか悪いものなのかの判断も関係なく少ない情報を頼りに日本橋丸善の洋書コーナーに行った。
アリスター・クローリーの本を買うためだった。当然置いてあるはずはなく個人輸入してもらった。

「ムーン・チャイルド」という本だった。今なら簡単に和訳の本を そこらで買える。
それに並行して、その手の本をゴッソリ買い集めた。特にゾクゾクしたのは“悪魔のタロット・カード”だった。面白いように当たった。見つけた時 気味が悪いシロモノだったが的中率が高くて手放せなかった。

そんな ある日 とうとう私は どんどん本を買いあさるうち とんでもない本を手にしてしまう。

そこには細かく 異次元との交流する仕方が記されていた。
どうやって手に入れたのかは思い出せない。もはや お茶ノ水の古本屋さん街はホームグランドだったし、珍しい本が置いてありそうな場所には 目ざとく行っていたので思い出せない。

その本には 色々 用意する物が書かれていた。幾つもあった。用意するだけで大変だったのを覚えている。

やっと用意できて いざ決行という時の胸の高鳴りは そうとうなものだった。
印象的だったのは 書かれている通り 魔法円を床に描く事の作業工程だ。
毛足の短いカーペットの部屋だったので細い白い丸いヒモを買ってきて正確に寸法を測り、裏にボンドを付けて、あの独特な魔法円を床に作り上げた。何とも それだけでワクワクする作業で、仕上がりの綺麗さに自画自賛した。

その後の 細かい儀式の記憶が飛んでいる。結果が衝撃的すぎて記憶の彼方に行ってしまったのかもしれない。

何しろ断片的な記憶として、魔法円を描いて儀式を終えて 魔法円の中心にいて何も起こらなかった・・・

と、その時思って 当時自己満足で書いていたショート・ショートの小説を机から取ってきて、魔法円の中心に座ったまま原稿用紙を広げて読んでいた。

「なーんだ、何も起こらないじゃないの」と思って 原稿用紙を二つ折りにして 自分の小説を読み始めて、ほんの数分後。

いきなり 原稿用紙の枠から手書きで書いたボールペンでクッキリした文字が まるで 砂や砂利のように、斜めに原稿用を持っていた私に向かって、止まっていたはずの場所からザーっと下に こぼれて来たのだ。


原稿用紙から文字が離れて 下に流れて動く!!


物凄い衝撃だった。こぼれた文字は下に落ち消えて行った。
私は 何枚も原稿用紙を斜めにして読んでいたので 次のページ 次のページと一斉に落ちる文字の多さに、ひたすら愕然とし、硬直した。本能的に“危険”を察知した。

我に帰って 無我夢中でカーペットからボンドで貼り付けた魔法円をバリバリ引っ張り、グチャグチャにした。
汗だくになって 何か とんでもない事をやろうとしていたような感覚に陥って表現できない自分の甘さに打ちのめされた。私は無知で ただの好奇心旺盛な無鉄砲なだけの愚かな人間だと思わされた。

生半可な知識や気持ちで踏み入れていい世界ではない事を知った。

目に見えない世界の恐さを知る第一歩が この出来ごとだった。

それと同時に 確実に 肉眼の世界の他に違う世界が展開されている事を確信した恐い方での体験でもあった。面白半分 興味シンシンで覗く世界ではない。

それは音楽が目に見えないように、それでも存在しているように、
確実にあることを私に証明してくれた最初の 恐い方での実感だ。

今 音楽は あまりにも軽んじられている。
作り手の苦労・かかるスタジオ代・ミュージシャンの世代交代が良い形で行われていない部分、オリジナリティの低下が どこからくるかを考える。

身を削って作品を作る人の気持ちなど わかってもらえない。
形のある物には お金を払うけれど あとは無料だと思っている。
コピーするか、その音楽のルーツなど知ろうともせずにいるリスナーが多いのをいい事に真似をして、 それが自分のオリジナルだと断言しちゃう人、本当にビックリすることに遭遇する。

音痴なら ピッチで修正してCDで出す。だから今 音痴な歌手はいない。
私は 音楽は肉眼で見えない世界の一つだと思っている。
それぞれの目的・願望のために音楽をやっている人達がいるのだと思う。
でも 悲しい顔している人に、苦しんでいる人と肉眼でわかる人に
「だったら 慰めの歌・励ましの歌」
では ちと 感性で勝負する作り手としては 肉眼的過ぎやしないだろうか。

皆 頑張って生きている。 頑張って生きている人に さらにムチ打つように 応援歌など送って、どうするのだろう。
福島の人達をはじめ 被災者、さらには 様々な事情で壮絶な人生を歩んでいる人達は 泣いているわけでも 苦しんでるわけでもない。


もはや 魂から血を流している。


書きたい事は 沢山あるので 今日の肉眼の世界の話は ここまで。


2013-03-18 18:35:59投稿者 : Nachiko
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