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ボーナストラック:μμタンバリン(アレンジ&プログラミング:Team S)


Vo    Nachiko

Dr    :そうる透

Bass   :渡辺建

Bass   :和佐田達彦

G      :田川ヒロアキ

G   :竹内亨規

Key    :河野啓三

Key    :河本慎一

Vi    :武藤祐生

和太鼓 :響道宴


Mix :岡野高史

All Music&lyrics:舘岡奈智子

All Produce&arr.:そうる透

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La Lumière 

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コンクリなんて食べたくない!

周囲からの勧めと自分の意志で課している
「毎日ブログを書く!」という行為は、
かろうじて続いている。
自分がブログを書くと どうしてこんな風に
なってしまうのだろう?とか
思いながらブログの世界の深さに
ひたすら敬服するばかりだ。

私の書いていることなど、まとまりのない
ダラダラしたメモ程度でしかない気が
する。

それぞれのジャンルのブロガー達の
発信力にも頭が下がるが、
このたびの法律でブログを閉鎖した
ところもあり、残念としか言いようが
ない。

ブロガーにもよるが、何かの意図を
持って書いているにせよ
ジャンル別ごとの細かい表記を
ブログとするなら
これは何かを発信するほどの内容
でもないので、やはり単なる
覚え書き程度といえるのでは
ないだろうか。

などと思いながらの長い前置きで
始まる今日は街で見かける振り袖の
女性達からカレンダーで気づく
「成人式」。

20代の頃の私は30代後半に
なったら和服の似合う女性に
なりたいという夢があった。

亡き祖母の普段着が和服だったこと、
母親が好んで絣の着物を着ていたこと
など和服は日常的に傍にあった。

幼な心に、亡き父方の祖父も和服
だったと記憶している。
必ず白足袋を履き、袴でステッキに
山高帽、丸メガネにヒゲを
生やしていた。

私の家に来るとチラシ寿司を取って
いたのを覚えている。

日本女性たるもの和服を着れなくて、
どうする?!
などと意気込んでいたのは、簡単に
着崩れないように母や祖母達が
和服を着ていたからだろう。

実際、真似して着てみたが着れなくて、
白旗を挙げた私は和服を着るため
和服着装士なるものの勉強しに
行ったのだから今考えると
無駄な抵抗をしたものだと思う。

何せ、着装士ということは
他人に着せるのである。
自分で満足に着れない人間には
ハードルが高い。

この不器用な私には笑い話かも
しれない。

それでも毎日毎日、まずは襦袢を
体に巻き付けることから
始まった。

鏡の前で ひょいとつまんで丈を
合わせて背中の中心を背骨に
合わせることから始める。

あるところまで通いきって
試験らしいものも受けて、そこで
振り袖の着付けや袋帯の幾つかの
飾った結び方を習ったので、
着付けは理論上は出来るはず
なのだが、浴衣を着る機会が
あった時 簡単なのに着れなくて
アタフタした私は一体
あれだけ練習して費やした時間と
体力は何だったのだろう?
と思うばかりだ。

念願の30代後半に和服の夢は
もろくも崩れ、着付けの本ばかり
本棚に眠ることとなる。

要は巧く着れば1本だけ、しっかり
した紐を上手に締めれば楽で
着崩れもしなくて夏は涼しく、
冬は暖かい(祖母達談)の和服
なのだが、慣れていない私には
その境地に至れなかった。

今でも真夏に絽の着物なんて、
最高にオシャレだと思う。
和服は実に機能的だったりする。

着古せば、ほどいて縫い直し、
ねんねこや、かいまきや 綿を
入れて はんてんにもなる。

日本という文化は素晴らしい。
私は西洋刺繍しか出来ないが、
母をみていると、昔は鏡台の
埃よけに作った布にまで
帯にしてあるような金糸を
使った あの細くて長い針でやる
日本刺繍がしてあった。

鶴とか湿地の草が焼き付いている。
従姉達は琴や長唄をやり、
コンサートに行っては和の
世界の虜になっていった。

時期と共に草履や下駄が玄関に
並ばなくなっていったのは
淋しいことだった。

真夏の風鈴売りのおじさん
金魚売りのおじさん…

日常では夕方にはラッパを吹いて
出て行くと人が集まるのを待って
いる豆腐売りのおじさん…

冬には石焼き芋の おじさんが
拡声器で「石焼き芋〜」と言いながら
荷台を引いていたのが、今では
テープで流れて軽トラックで来る
のを たまーに見る程度。

何でもネットで手に入るし必要
ないのは わかるけれど、
山も美しい川もない私の住まいでは
そんな外から入る音は日常に
彩りを与えてくれていた。

土がないから視界に入るのは
コンクリばかりだ。

一時 コンクリ−ト剥き出し風の家が
流行った時期がある。
打ちっぱなしという感じはシンプルで
斬新に見えたけれど、
あまりに多いと見慣れてしまい
何でもなくなる。

それがマンション建設現場とか
幾つか並ぶと味もそっけもなくなる。
景色の奥が、いかに大切かを感じる。

家で食事をしていてもお米が
コンクリ臭く感じることがある。

そんな中で私は 藤原新也の
『東京漂流』を読むとホっとする。
藤原新也の世界が大好きだから
よけいに そうなのかもしれない。

よく東京人は冷たいとか
言われるが純粋な東京人は
人口の2割り居るかどうか、
わからないと言われている。

それぞれが自分の愛する故郷を
持っている。
東京だって、いちローカルなのだ。

こんなに少ない東京人は
私の知る限りシャレていなくて、
東京に詳しくない。
お人好しで人情派が多い。

年始年末も帰る所がないから、
そこで踏ん張るしかない。
ガラガラに空いた道路を見渡し、
東京弁を使ってUターン出来る人
を密かに羨む。

その半面 東京人が減っていく事を
懸念している。
東京が たとえコンクリだけの街でも
永遠のラブコールを送る。

川がドブ川になろうと、
空き地が全て潰され
夏にまったく蝉が鳴かなくなっても
自分達だけはアスファルトに
捨てられたゴミを拾いながら
コンクリを睨み愛おしく思う
矛盾した気持ちで一杯になるのだ。

成人式の和服姿の女性は
私に ふと色々な事を連想させて
くれる。

東京は これからが寒くなる。
寒い時の和服の装備を思い出すと
今でもププっとなる祖母がいる。

毛糸の(何故かピンク)の
腰巻きを中に巻いて
「防寒対策!」と必ず言っていた。

今宵は書棚の藤原新也の本を
漁ってみようか。
暖かい豆乳入り珈琲をワンコに
飲まれないように……

2014-01-12 20:12:21投稿者 : Nachiko
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    4件中   1 - 4 件表示 ( 全 1ページ )
    コメント一覧
    瑞恵さんどんな事にせよ、思い出があるのは良いことです。何でもエスカレートするのは、きっとどこも同じだと思うのですが禁止にするだけ良心的だったのかもしれませんね。かなりエスカレートした世界も見ていますけど、なかなかでした。御馳走さまという感じです。
    サイト管理者 Nachiko   2014-01-13 17:23:39
    MWさん東京の学校事情は凄いですよ。合併統合の連続でした。ご質問ですが、「スファルト」の意味は、嫌らしいんですね。高粘土のタールみたいな…そこに、「ア」をつけると、「アスファルト」になります。おなじみの「アスファルト」です。この「アスファルト」を、もっと嫌な奴だとタイトルで表現したかっただけです。
    サイト管理者 Nachiko   2014-01-13 17:20:14
    guest
    成人式と言えばやはり和服を想像します。ところが私は自分の成人式には出席しなかったのだ。両親にも早くからそのつもりだと言ってあったので親も特に何の準備もしていなかった。
    私の成人式の頃は、あまりにも親の負担が大きくなり競争心も出るのでは?と、和装禁止の成人式だったのを記憶している。今は服装は自由になっているけれど。その土地によって風習が違うので地元に溶け込む必要があるけれど私はそれができなかった。
    投稿者 瑞恵   2014-01-13 16:22:57
    guest
    ブログの内容とは、ちょっと異なるかもしれませんけど、東京で学校が廃校になるって、スゴイ(?)ですよね。
    2年くらい前にそんな廃校跡の一つで開催された大友克洋の展覧会に行ったことがあります。
    もっと関係ないような気もしますが、2ndの『ア・スファルト』って、なぜに『アスファルト』じゃないのかも謎だったりします(苦笑)
    投稿者 MW   2014-01-13 14:26:44
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