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Vo    Nachiko

Dr    :そうる透

Bass   :渡辺建

Bass   :和佐田達彦

G      :田川ヒロアキ

G   :竹内亨規

Key    :河野啓三

Key    :河本慎一

Vi    :武藤祐生

和太鼓 :響道宴


Mix :岡野高史

All Music&lyrics:舘岡奈智子

All Produce&arr.:そうる透

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La Lumière 

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猫8️⃣

ここまできて今回は怪猫について書く。
私の中では「怪猫」と「化け猫」の区別が
ついていない。「化け猫」とは単に猫が
化けたという解釈で「怪猫」とは そこに
人間の怨霊とかを猫に入れ込んで膨らませ
話を継ぎ足し継ぎ足しして、今に至る。

大袈裟な物語として残る猫の事を指して
いるのではないだろうか?とか推察して
いるのだがどうだろう。

人間の怨霊を鎮魂させるために猫を祀って
鎮魂させたような形をとった形跡が残って
いるものなどに出てくる猫を怪猫という
のではないだろうか?

この猫が苦手だった私でも未だに思う事が
ある。仔猫は、とにかく可愛い。
あれは詐欺だともいえるほど可愛い。

それが気づくと ふてぶてしく、
こちらが召使いのように使われている時がある。

私が一緒に暮らす気がないのに、すっと
入り込んできて、気づくと当たり前の
ように そこにいる猫。

おまけに仔猫の時の可愛らしさは詐欺師
真っ青の可愛らしさだからズルいとしか
言えない。人間が感情移入するのも無理
なかろうと思う。

今まで猫を主人公にした作品や化け猫の
話を書いてきたが今回は「怪猫」として
代表的な誰でも知る話を挙げてみる。

それではいつものように河合隼雄の抜粋と
共に書いていく。
まず猫といえば魔性の猫という感じがする。
この辺から抜粋と共に考えていきたい。
…………………

魔性の猫。これがポジティブなときは、
癒しの魔術になるが、ネガティブなときは、
災難や病気などの送り手となる。

多くの場合、女性と結びつくことが
多く、西洋の中世においては、魔女との
かかわりが強くなる。

どうして、西洋において猫は魔女と結びつく
ことになったのだろう。
フレッド・ゲティングズ『猫の不思議な物語』
(松田幸雄・鶴田文訳 青土社)によると、
エジプトにおいて、猫の女神セクメトが
あまりにも崇拝されたので、このような
異教徒の宗教に対する反発として、
キリスト教は猫を無視、または敵視
しようとしたからだと言う。

同書によると、「1233年、教皇グレゴリウス
九世は、異端者(魔女もそのなかに数えられる)
が黒い雄猫の形をした悪魔を崇拝したと言って、
猫反対の連合運動を推進した。」

また、グレゴリウス教皇以前から
「一部の彫刻された悪魔の像は、そのサタンと
しての権威を猫属の顔つきで」表されたという。

このような考えによって、「悪魔的な力の象徴
たる猫を焼き殺す習慣」はヨーロッパにおいて
よく行なわれたらしい。あるいは「黒猫は
サバトに出席すると広く信じられていたので、
猫の尻尾を切ると猫が女主人の魔女と一緒に
出かけられなくなると想定し、村びとは慣習
として猫の尻尾を切った」罪もないのに焼き
殺されたり、尻尾を切られたりした猫たちは、
真に同情に値する。

猫はキリスト教国以外でも悪魔的存在として
見なされると述べ、前掲書には、南米の
インデォオ、ケチュワ族の最強で邪悪な猫の
悪霊があげられているが、面白いのは、
ハドランド・ディヴィス『日本の神話と伝説』
に語られている話として、
「しっぺい太郎」があげられていることである。

「恐ろしい猫に率いられ猫属の形をした山の
悪霊どもに、一家の長女の乙女は人身御供
として捧げられなければならなかった。」
と紹介されている。

「しっぺい太郎」の話はともかくとして、
日本の昔話に怪猫が登場することは、
既に話した。我が国にも魔性の猫の
イメージが強くあるのは事実であるが、
ここでは猫騒動としてよく知られている
物語「鍋島猫騒動」を『講談全集』
(大日本雄弁会講談社、昭和三十年刊)
によって紹介しつつ考えてみるが、
この講談によると、怪猫談は実に多くあり、
「団十郎猫、按摩玄哲猫、熊谷の鍋さげ猫、
浦賀の唐茄子猫、石川の猫酒屋など、
挙げるにいとまないほど沢山」あるが、
その両大関格が「鍋島の猫騒動と、
久留米の有馬の猫騒動」であるらしい。

「鍋島猫騒動」の講談を読むと かなり長い。
ここにストーリーを書いてもよいが、
ストーリーだけだと味もそっけもない。

しかし かなり生臭い。そもそも勝手な
人間の親子関係のもつれから父親を
切って自ら切腹する。これが囲碁を
しているうちの感情のもつれからだと
いうのだから たまったものではない。

この基盤が、めぐって殿様のものと
なるが、それ以来、殿様は囲碁をすると
気が荒くなる。お付きの者も手を焼いて
しまう程なのである。

そんな殿様の処に龍造寺又七郎が碁の
相手として招かれる。
この頃、龍造寺家で、子どもにいじめられて
いるのを助けて以来飼っている玉という
「半面斑の烏猫」(真っ黒だが顔の半面に
白い斑がある猫)がいたが、この猫が必死に
なって又七郎に行かぬように説得する。

それでも又七郎は登城し、囲碁をめぐる
感情のもつれから、殿様に殺される。
又七郎の死体は当時普請中の壁に塗りこめ、
龍造寺家に対しては、又七郎は帰宅途中、
どこかで行方不明になったと伝える。

母・政は又七郎の行方を調べるがわからない。
しかし、夢の中で飼い猫の玉に真相を
告げられ、これは正夢と確信し、猫の
玉を抱いて、
「そなたの体内を借り受け、畜生道に
堕ちたる上、通力を得て、鍋島三十五万
七千石の家を覆し、我が子、又七郎の
仇を討たん覚悟。のう玉、必ず
わらわの願いかなえてくれよ」と言い
つつ、懐剣を喉に突き立てて自害。

玉を自分の切り口に当てがって、
血を飲ませる。何とも凄まじい光景である。
猫はそのままどこかへ立ち去り、龍造寺は
断絶。用心の石田来助は浪人暮らしとなるが
鍋島家に仇を返そうと機会を狙うことになる。

鍋島の殿様が江戸詰となって江戸屋敷に
来るが、ここから怪談話の本領発揮となる。
怪猫も大暴れする。

最後は めでたしめでたしになっていくが、
怪物の怨霊をおそれ、鍋島家では猫どもの
霊を祀ることにした。土地の人々は
猫魔明神と呼んで、佐賀名所の一つとした。

(何とも勝手な話だと思うのは私だけだろうか?
宗教のせいで猫は徹底的に迫害されたり、
祀られたり、神とされたり、人間の復讐に
使われたり…おまけに猫は今でも昔話のせいで
色々言われている。

個人的にはキリスト教の魔女狩りなんて
ナンセンスだし、そもそも畜生道という
考えも好きではない。

肉眼で見えない世界というブログで私は
述べているが、本当に この世に見えて
いる物など ごくわずかなのだ。
ほとんど見えていないと言っていいと思う。
しかし彼等には見えているもの、聴こえて
いるものがある。

人間が偉いとか何が偉いとかではなく、
それぞれ違って役目を持って この地球に
存在しているのだ。

あたかも人間が食物連鎖のトップにいるかの
ように理科で教わった記憶があるが、
あれは大嘘であるのは、知っている
人は知っているはずだ。

人間は本能に頼って生きることを、いつの頃
からか止めて情報なるものに頼るように
なった。
つまり「操作」される生き物に成り下がった。

野生の動物は、その点まだ真偽を見破る能力
が高い。その中で人間に飼いならされたはずの
猫は未だに野生を持っている。

人間は、その部分を怖がっているのではないか。
猫を本当は、物凄く羨ましいと思っている人は
かなりいるのではないかと思われる。

私が耳にしただけでも
「はぁ〜、猫にでもなりたいよ」なんて言う会話を
何度も耳にしたことがある。

猫が苦手だったはずの私も、気持ち良さそうに
日向ぼっこして全身伸びている姿を見ると、
猫って良いなぁと思ったりする。

およそ、化け猫だの怪猫だの論外に感じる。
それだけ人とか文化と密な存在なのかと思う。

犬は、どうしても人間よりで人間に同化して
いるように思える。関係が縦なので、忠義を
売りにしている子が多いし、妙に恩を覚えて
いて人間を守ろうとする子が多い。

勝手な行動をする子は まず見たことがない。
しても たかが知れている。
では、話を鍋島猫騒動に戻そう)

この「鍋島猫騒動」には幾つか重要なテーマが
ある。

一つは父と息子の葛藤による息子の父親殺しと
なると、誰しもエディプス・コンプレックスと
いう言葉を思い出すであろう。

フロイトはギリシャ悲劇の『オイディプス王』の
話にヒントを得て、すべての男性は幼児期に
母親に対して愛着を感じ、その邪魔者である
父親を殺そうと考えるが、そんなことは
不可能であると思ってあきらめ、その欲望を
抑圧してしまう。

しかし、その欲望とそれに対する罪の不安とは、
男性の無意識にコンプレックスとして存続し
続けると考えた。

あと惨殺された又七郎の死体が壁に塗り込め
られた部分だ。
これは「壁に塗り込めた罪」と猫との関連
となると、この前に書いたエドガー・アラン
・ポーの「黒猫」を思い出すだろう。

妻を殺して壁に塗り込めた「私」は猫を酷くいじめ
殺してしまう。この夜「私」の家は全焼するが、
一カ所だけ焼け残った壁の「白い表面に薄肉彫り
に彫ったかのように、巨大な猫の姿が見えた」
猫の姿がそこに焼き付けられていたのだ。

「私」はこれに懲りずに、また猫を飼う。
この猫が「胸のところがほとんど一面に、
ぼんやりした形であるが、大きな白い斑点
でおおわれている」。

これは「半面斑の烏猫」の姿を思い起こさせる。
圧巻なのは一隊の警官が家宅捜査に来たが、
何も見つけられず引き揚げようとした。
「私」は嬉しくなって「この壁は…お帰りですか?
皆さん…この壁は頑丈にこしらえてありますよ」
と言って、妻の死体を隠してある壁をたたく。

すると、そこから
「地獄に堕ちてもだえ苦しむ者と、地獄に
堕して喜ぶ悪魔との咽喉から一緒になって、
ただ地獄から聞こえてくるものと思われる
ような、なかば恐怖の、なかば勝利の、
号泣ー慟哭するような悲鳴ー」が聞こえてきた。

「私」は妻の死体と共に、猫をもそこに
閉じ込めてしまっていて、その猫の悲鳴が
聞こえたのであった。これは本当に怖い描写だ。

「鍋島の猫騒動」は、いかにも怪談ぽく色々
書かれているが、「父親殺し」「罪の塗り込め」
の二本の柱で、結局は鎮魂という形で怨霊を
祀り怪猫を「猫魔明神」とさえしている。
………………………
この怪猫の「猫」の部分を「犬」にしても
ピンとこない。「馬」でも「ウサギ」でも
駄目なのだ。犬が合うのは「里見八犬伝」
とか、そういう類だろうか。

「100万回生きた猫」というベストセラーの
絵本がある。これも猫でなければピンとこない。

随分前に子ども達の間で流行った漫画に
「ネコムシ」というのがあった。
イタガキノブオという人の作品で顔はネコで
体は芋虫というシュールな作品だった。

それにもかかわらず子ども達は夢中だった
ことがある。

知られるところでは池田あさこの
「わちふぃーるど」に出てくる猫の
ダヤンなど実に魅力的だ。革製品に、その
絵が掘ってあるだけでも、その絵本も、
縫いぐるみも見れば買ってしまうほど
可愛い。

残念ながらネズミが主役のディズニーの
猫のマリーより魅力的な猫は、
沢山いるのだ。

長々と書いてきた猫の話。書けば書く程、猫に
関する本が多くてキリがないことに気づく。

その作家の宗教観、時代背景によるが、
作品に出てくる猫は必ずといっていいほど
人間の心を投影している。

おそらく人間の心を一番投影しやすい存在
なのではないだろうか?

矛盾・不条理・叫び・悲しみ・甘え…
など犬では表現できないのでは
ないだろうか?

人間は猫の力を借りて、さらに表現力を
豊かにしたかったのかもしれない。
太古の時代、その神秘性に何かを
託したのかもしれないと思わずには
いられないのである。

猫を飼っている人ならわかるが、
猫はまん丸な目の子とアーモンド状の目の
形をしている子がいる。

そして、アーモンド状の形をしていても
愛情豊かに生きている子は、限りなく丸い
目になっていて人相が良い。

瞳の色はそれぞれだが、気分によって
目の形と同様に変わって気持ちを表す。
無言なのだが、訴えてくるテレパシー
みたいな力は非常に強い。

犬は具合が悪いと、すぐにわかる。
彼等は態度に出すし、アピールする。
しかし猫はしないで耐えてしまう。

猫の病の進行は犬の7倍早いと言われている。
余程注意してあげないと、手遅れになる。
それほどの生き物なのに猫は何事もなかった
ように高い所に乗ってフンとすましている。

動物達と暮らしていると、ついつい
色々なことに頭を突っ込んで、
物事を違った角度から見てみようなんて
思うものである。
そう思うと彼等は私に、もっと
色々勉強せぃ、と言っているのかも
しれない。

2014-01-10 21:48:54投稿者 : Nachiko
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    コメント一覧
    瑞恵さん
    私も犬派なのです。が…今や「自称・犬派」であって、きっと誰も そう思ってくれないと思います。それほど猫と深く関わって生きてきましたから。このブログを書き終わった後、初めて懐かしい召された猫が夢に出てきてくれました。傍にいてくれるのだと思ったら嬉しくなりました。
    サイト管理者 Nachiko   2014-01-11 20:33:21
    guest
    猫のイメージで、色んな話しにそれぞれの味を持った猫が登場している。

    やはり、どこに登場する猫も人間的な面を持ち合わせていて面白ですね?
    犬派の私としては猫の日頃の様子を知らないデスが、猫独特の雰囲気を持った他の生き物とは共通しない何かを持った生き物だと感じる事が多いです。
    投稿者 瑞恵   2014-01-11 07:29:24
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