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All Music&lyrics:舘岡奈智子

All Produce&arr.:そうる透

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猫4️⃣

ずっと猫の話を書いているが私にとって
これだけ心の病が増え、世の中が
不安定になっている状況でペットと
言われる彼等の存在のはたす役割を
無視することはできない。

人間は彼等によって癒され、時に
助けられている一方で、
そのニーズの多さから平気で
いとも簡単に己の都合で棄てて
しまい保健所で殺処分し、
必要性もあまりない事で
実験動物として悲惨な生涯を
送らせている。

しかし古今東西の精神世界では
彼等は あらゆる物語に登場し、
人間の比喩として また人間の
代弁者として、さらに
違った所からの視野や世界を知る
存在からの伝達者として
小説や映画に登場してきた。

あえて猫を取り上げているのは
猫が、その両極の意見・生き様を
人間に提示することにより
私たちを癒したり神秘の世界に
誘う不思議な道先案内人に
思えたからに他ならない。

犬派と思っていた私は現実生活で
犬達との暮らしに「誠実さ」を
何より求めていたのかと思わされる。

しかし猫の「誠実さ」は、
もっと精神世界に属していて
呼べば飛んでくるとかという
単純なものではないのではない
のではないと思い始めた。

今日は、そんな猫を主人公にした
物語を取り上げていこうと思う。

よく黒猫といえば不吉な
イメージがある。

しかし実際私の腕で最後まで
看取った猫は黒猫で、不吉
どころかチャーミングで
面白いイタズラをする子だった。

映画『魔女の宅急便』に出て来る
ジジも決して不吉ではない。
それがエドガー・アラン・ポー
の小説『黒猫』になると
怪奇の世界へと突入していく。

猫は先に述べた通り両極を示す事
から、このようなことがあるのだと
思わずにはいられない。

河合隼雄の本では、まず猫を主人公
にした物語としてE・T・A・ホフマン
著(秋山六郎兵衛訳)『牡猫ムルの
人生観 並びに楽長ヨハネス・クライスラー
の断片的伝記(反故紙)』(上・下、
岩波文庫)を取り上げている。

著者も現在では「牡猫ムルなど聞いた
ことがない」という人が多いのでは
ないだろうか、ということで
著者の私情も関わってくるので
作品と作者について述べている。

以下は著作から………
作者のE・T・A・ホフマン
(1776-1822)は、ドイツ・
ロマン派の中の代表的でかつ特異な
作家である。

特異なというのは、彼は法律学を修め
判事となるが、ナポレオンの侵攻に
よって職を失い、しばらくは
音楽の才能を生かして、楽長や
音楽教師として各地を転々とする。

ナポレオン失脚後、ベルリンの
大審院判事となるが、
夜は音楽や文筆の才を生かしての
芸術生活という二重生活を続ける。

彼は異常ともいえる矮小な身体を
しており、言動も奇矯なところが
あり、それに怪奇な題材の小説を
多く書いたこともあり、
「お化けのホフマン」という
仇名で呼ばれていたという。

ホフマンは実際に猫が好きで
飼っており、それに「ムル」と
名付けていた。

飼っていた期間は1818-1821の
間と推定されているが、
1821年11月29日に死に、
彼は友人たちにムルの死亡通知を
出した。

しかし、残念ながらそれは残って
いない。
ちなみに、後で言及する夏目漱石も
飼い猫の死亡通知を出しているが、
これはちゃんと今も読むことができる。
夏目漱石の小説に出てくる猫には名前が
無いが、ムル同様に、なかなか
人間を辛辣に批評する。

この二匹の猫は共に「俗人」が大嫌いな
点で一致している。
ドイツと日本と、時代も文化も異なるが、
二人の作家はそれぞれ独立に
「猫の目を借りて」人間を見ることを
思いついたのだ。

このムルの話はホフマンの反故同然の
伝記や自伝的な要素を感じられる。

猫を使って描くということは、それだけ
本質に迫り素直に吐き出しやすい
のではないかと思う。

今回はホフマンのムルを取り上げたが、
次回は、さらに色々なるほどと
思う作品を取り上げてみようと思う。

2014-01-06 17:01:24投稿者 : Nachiko
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    コメント一覧
    瑞恵さん
    犬も猫も年を取ると、なかなか達観して人間より賢いのでは?と思う時があります。彼等から学ぶことって、ありますよね。ノンバーバルな世界です。
    サイト管理者 Nachiko   2014-01-09 00:52:24
    guest
    そう言われてみればその通りですね!
    犬は自分の経験を活かして犬で有りながら猫のような行動に出る事ってあります。
    そういう時は面食らったりしますが、「人生」があるように「犬生」「猫生」もあるのですよね?

    投稿者 瑞恵   2014-01-07 22:43:44
    瑞恵さん
    犬も老犬になると妙に達観してきませんか?犬なのに、たまに哲学者みたいな顔をしませんか?行動も人間より勝っていて大人びた事をやりませんか?かと思うと、いつまでも幼稚な子もいますよね。犬は陽気で遊び相手にしやすいのでしょうね。猫を扱う文学が多いのは前から不思議に思っていました。
    サイト管理者 Nachiko   2014-01-07 18:55:43
    guest
    猫の目で見た人間を書く・・・
    これを犬の目から見た人間となると視野が狭くなることが想像できます。
    飼い主が90%を占めるだろうし、その他だって、彼らから見るものとなると、取り上げられる内容は限られてくると思えるのです。
    猫の生き方も興味があります。自由を好むと勝手に思い込んでいる私ですが猫の深い部分を知りたいです。
    投稿者 瑞恵   2014-01-07 18:22:14
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