Nachiko Official Website

Nachiko's books.

Nachikoの電子書籍

詳細 >>

プロフィール

シンガー&ソングライター、音楽クリエイター、物書き、産業カウンセラー、思想家。

詳細 >>

ライブ情報

Now on SALE

オリジナル表示

Warming up


M1 紫の糸 ~光を~ La Lumière

M2Prisoner

M3  ホ・ン・ネ Real intention

M4 夕映え It was good die in loneliness

M5 幻華 Distractionof Ω 

 M6 体が風になるまで Return Me!

ボーナストラック:μμタンバリン(アレンジ&プログラミング:Team S)


Vo    Nachiko

Dr    :そうる透

Bass   :渡辺建

Bass   :和佐田達彦

G      :田川ヒロアキ

G   :竹内亨規

Key    :河野啓三

Key    :河本慎一

Vi    :武藤祐生

和太鼓 :響道宴


Mix :岡野高史

All Music&lyrics:舘岡奈智子

All Produce&arr.:そうる透

synclTV


La Lumière 

プレイヤー

QRコード

携帯電話からアクセス
クリックで拡大します
URLをメールアドレスに送信

RSS RSS

猫2️⃣

猫の話をするにあたって、最初に
猫が神と崇められた文化について
述べておかねばならない。

古代エジプトにおいては、猫は
神として崇拝されたのである。
猫が家畜化された起源は、
紀元前2000年頃、
エジプトにおいてと言われている。

家畜としての猫は、北アフリカの
野生猫がエジプトにおいて
家畜化されたのと、
東南アジア系で中国において
家畜化されたのと
二つの系統がある。

ところで、そのエジプトに
おいては、猫神・バストまたは
バステトは第二王朝期頃より、
神として崇められた。

それは、歓喜と太陽の豊穣の
温かさを示す女神で、
猫の頭と人間の身体とを
もつ神像で表わされた。

バストの神像は多く、
美術館で見ることができる。
神像が人間の身体ではなく猫の
姿そのままで表現されるものも
ある。

猫に対して、それを拝む僧の姿
が随分と小さく表現され、猫神
の偉大さを示しているのもある。

エジプトの神話を読む時に
困るのは、神々が容易に他の
神と同一化されたり、
関係が錯綜そたりして、
何が何なのかわからないような
気分になってくることである。

しかし、考えてみると、
既に述べたように、明確な区分に
反対するのが魂なのだから、魂と
深く関連する神々の姿としては、
このような方がほんとう
なのかも知れない。

ともかく、以下に述べるのは私が
理解した範囲における、エジプトの
猫神の在り様である。
もし間違っていたら諸賢の指摘
によって訂正したい。

バスト神が崇められた中心地域は、
エジプトのブバスティスである。
そこでは猫は神聖なものとして
扱われ、特別な場合は
ミイラにされ、
盛大な葬儀が行なわれた。

この猫ミイラの大祭は古代世界
において有名であった。
ペット好きの日本人でも
お墓をつくったり葬式を
したりするが、ブバスティスの
大祭は、国家的なスケールで
あったと思われる。

猫の神バストは、ライオンの神
テフヌトと同一視されることがある。
そして、バストとテフヌトは
太陽の神、ラーの娘とされ、
バスト(テフヌト)は太陽の
左の眼として、月と見なされる。

最初に述べたように、バストは
太陽の温かさを表す神と見なされる
方が一般的であるが、月と
見なされることもある。

このように複雑なところが
エジプト神話の特徴であり、
また猫のイメージの変幻自在さとも
関連している。
猫と蛇との関係も矛盾に満ちている。
その容態のしなやかさや、
餌食となる動物を呪文をかけたように
動けなくさせるところなど類似の点が
多く、両者は同一化され、エジプトの
猫神の像の頭には、とぐろを巻いた蛇
が飾られていたりする。
しかし、アポピスの首を切るために、
猫またはライオンの姿をとったという
話もある。

このころから、バストは蛇退治する
ものとしてのイメージを背負うこと
になる。
もともと、バストは女神なのだが、
ラーと親近性が生じてくると、
男神の様相を呈してくる。
バストと同一視されるもうひとつの
重要な神は、セクメトである。

セクメトは戦いの恐れる女神で、
猛烈な破壊性を持っている。
セクメトはラーの娘であり、
ラーに敵対するものに破壊を
もたらす。
太陽の焦がす力、破壊する力を
表している。
セクメトはまた蛇で表されるときが
あり、太陽神ラーの額に置かれる
こともある。
割り切った表現をすると、
猫の温和な性格の方を代表している
ときはバストになり、
その獰猛な性格を代表するときは
セクメトになるということだろう。
セクメトは雌ライオンの姿で
表されるが、しばしばバストと
同一視される。
猫とライオンの親近性を示している。
バストとセクメトは双子であり、
バストは「小猫」
セメクトは「大猫」と呼ばれ、
太陽神ラーの二つの側面を
示すと考えられる。

バストが蛇を退治する話を先に示したが、
この故もあって、バストは毒を制する、
あるいは、癒す者というイメージも
もっている。
先に述べた猫の矛盾する性格と
関連して、セメクトとバストが
同一視されると、それは人間に
苦しみや病気をもたらす魔女、
そして、それを癒してくれる者
といった両面的な性格がセメクト
に付くことになる。
以上、ごく簡単にエジプトの
猫神について記したが、
この短い記述の中にも色々
相反することを述べねばなぬように、
エジプトの神話は錯綜しているし、
猫神もまた矛盾に満ちた姿を
示している。
しかし、このことのためこそ、
猫が魂の働きを示すものとして、
臨床場面によく出現してくる理由に
なっていると思われる。
(〜河合隼雄〜「猫だましい」より)
…………………………
ここでは猫が神として崇められていた
古代エジプトの話を書いた。
猫嫌いだった私には、とても
言い当てていることが出ている。
そもそも何故 猫嫌いだったのかと
いうと猫の攻撃性しか見ていなかった
からなのである。
それが仔猫から育てたり保護したり
していくうちに、
私が いつも「ズルい!」と騒ぐ
プロの猫撫ぜ声で、こちらを
ノックアウトさせる。

猫と暮らしたことのある人なら
ご存知だと思うが猫にとって悪気は
なくても、その爪や動作で、こちらは
傷だらけにされる。
時には恐ろしいと思う声を出し、表情を
する。
こちらは襲われ血だらけになる、なんて
日常茶飯事なのだ。
普通なら、そこで彼等とのお付き合いは、
二度とゴメンだと思うのだが、
ひとたび態度が変わると至福の
可愛らしさと安堵感と共に、こちらに
どこからやってくるかわからない
心の安定をもたらす。
喉をグーコグーコと鳴らしながら、
目を閉じ、ベッタリくっつかれたら
それまでの血だらけの自分の姿など
忘れてしまう。
このグーコと鳴らす猫の喉の声とも
言える不思議な音の周波数が人間の
精神を安定させるという記事を
何かで読んだことがある。

まさに魔法としか表現できない。
猫は決して、こちらに服従しない。

ご飯をあげても
「食べてやっている」という表情をする。
たとえ餓死しそうな野良猫でも、
ご飯をあげると食べたあと、「当然」
という顔をして媚びてこない。
犬みたく絶対に尻尾を振って、
フレンドリーな態度をとってくれない。

これは犬派人間の私には腹立たしいのだが、
いつでも安定して追従してくる犬と
違い猫といる楽しさの醍醐味は、
そこにあると思う。
猫は人間と対等という態度を崩さない。
そして必ず距離感を保とうとする。

それも、まちまちで物凄く距離感もなく
ベッタリくっつくこともあるかと
思えば、傍にも寄り付かず、
自分の世界に没頭し無視されることも
ある。

言うことを聞く弟や妹達、時に温かく
こちらを労って世話してくれる兄姉を
犬とすれば、猫は対等な
もう一人の人間になったり、
仔犬のように膝に抱かれ高い体温で
人間の心を暖める暖房器具であり、
自分勝手なハンターでもあるのだ。
猫は一緒に暮らせば暮らすほど、
面白みが出てくる。
先が読めない部分がミステリアスであり
人を惹き付けてやまない点なのでは
ないかと思わされる。

一緒に暮らしてわかったことは
沢山ある。
何故 猫が主人公になった物語が
やたら多いのだろうか。
それも触れてあるので次回は
その話をしていくつもりだ。

2014-01-04 23:43:50投稿者 : Nachiko
この記事のURL コメント(2) トラックバック(0) nice!  あしあと
    2件中   1 - 2 件表示 ( 全 1ページ )
    コメント一覧
    瑞恵さん
    全くの犬派の私には猫の保護は最初かわいそうという気持ちと妙な正義感と義務感で行なっていた気がします。それゆえ彼等の生態を知らず苦労も多かったのでした。猫が怖かったんですね。よく血だらけにされましたから。改めて猫と人間について、じっくり考えてみようと思っています。
    サイト管理者 Nachiko   2014-01-07 18:49:58
    guest
    そうですね?猫を主人公にした物語は確かに多いです。
    太陽、月、蛇などとの関係、比較も面白いですね?
    陶器でできた置物も犬より猫の方が多いと思います。何かの意味があって造られているのだろう・・・とは感じていました。
    猫好きの方には もう何にも代え難い存在だとも聞きました。程よいというか、自分で決める人間との距離の置き方が頭の良さを表していますよね?
    投稿者 瑞恵   2014-01-07 18:11:19
    2件中   1 - 2 件表示 ( 全 1ページ )