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M1 紫の糸 ~光を~ La Lumière

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M3  ホ・ン・ネ Real intention

M4 夕映え It was good die in loneliness

M5 幻華 Distractionof Ω 

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ボーナストラック:μμタンバリン(アレンジ&プログラミング:Team S)


Vo    Nachiko

Dr    :そうる透

Bass   :渡辺建

Bass   :和佐田達彦

G      :田川ヒロアキ

G   :竹内亨規

Key    :河野啓三

Key    :河本慎一

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和太鼓 :響道宴


Mix :岡野高史

All Music&lyrics:舘岡奈智子

All Produce&arr.:そうる透

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手塚治虫先生の視点

これは いちいち作品を挙げて論じて
いくと何話にも分けて延々と
書くテーマなので今回は簡単に、
今朝起こった出来事で手塚先生の
視点を考える事があったので、
取り上げてみることにした。

記憶の中で一番最初に手塚作品と
出会ったのは『鉄腕アトム』だった
と思う。TVも見る時間を決められて
いて満足に見せてもらえない環境
だったので私には物凄く貴重な
時間だった。

私は自分の名前が生まれた時から
両親の喧嘩の元だと知って、
自分だけは大切にしてあげようと
幼心に決めていた。

そのせいか名前に こだわるというか
何故その名前なのか その名前の
必然性は何なのかを考えるクセがあった。

「アトム ウラン コバルト」と
凄い名前が並ぶのが鉄腕アトムだ。
ウランちゃんの可愛い絵にワクワクし、
アトムの活躍を応援した。

しかし 何故名前が「アトム」
なのだろう。ウラン コバルトと
そんな系統で並べるのだろうと
小さいので妙な違和感と疑問が
胸の中にモヤモヤしていた。

そして『リボンの騎士』で
私は主人公のサファイア王子に
すっかりハマる。

サファイアは自分の誕生石でもあるし、
一番好きな色が透明感のあるブルー
なので名前にも満足していた。

手塚作品は多岐に渡ってドンドン
発表され読み手が追いつかないほど
スピード感があった。

その扱う内容の凄さは“漫画”という
隠れ蓑を使った一種の
思想書のようにさえ思えた。
夢中で片っ端読んでいった。

それは時に残酷で醜い物を扱い、
信じられないほどの知恵と知識と
資料に基づかれていて人智を
超えたものだったと思っている。

どんな緊張した場面でも
「ヒョウタンツギ」の挿絵が入り、
緊張を和ませる。

登場人物は見れば どれがアンチの
役回りなのか主役なのかわかる。
最初から、それを教えてしまうのだ。

実は この登場人物は正義でした。
なんてオチはない。
これほど真っ向から勝負してくる作家
は他にいるだろうか。

読み続けているうち『ブラックジャック』
が始まった。これは あり得ない話
なのだけれど手塚先生ご自身が
医師なのだから相当に 医療界に対して
お考えがあったのだと思った。

どんなに難解なオペを成功させても
ブラックジャックこと間黒男という
人間は無資格の医師を通すのだ。

ブラックジャックは愛がなければ、
存在しない人々からの皮膚や援助
で人間として合成された産物である。

そこへ支配層の腫瘍処理のような
事をやらされ、ピノ子が誕生する。
何度ピノ子の「あっちょんぶりけ」に
救われただろう。

私はピノ子の真似をして頬を両手で
挟んで「あっちょんぶりけ!」と
一人でやっていた。

私の解釈では医師の資格を持って
しまうと正しい事が出来ないという、
手塚先生が その時点で感じて
見抜いていた医療業界の抱える
闇を憂いておられたのだろうと
受け止めている。

その先見の明は見事なまでに
現代抱える病気や医療教育、
利権問題に繋がってハッキリと
その正しさをダイアモンドの
様に輝かしい指摘となって
世間に投げかけ続けている。

その証拠に東洋医学の琵琶法師や
安楽死専門のドクター・キリコの
登場で輝きは深みを確固たる
確信へと導いていくのだ。

私はブラックジャックが あの
丘の質素な家の裏の海辺で
束の間の休憩を取るような
シーンが好きだった。

どこまでも孤高なブラックジャック
は、潮騒とピノ子で癒される。

思わず書いたのが
『ブッラクジャックの子守唄』
という曲だった。

自分の1thアルバムに入れた。
私のプログレや叙情的な曲の中で
浮いているかもしれないと
思いながらも手塚先生への
思いは強く、何かしらファンとして
したかった。手塚先生が存命の時
だったので、アルバムを送った。

ある日 手塚先生から直筆で
ハガキが来た。短い文でお礼が
書いてあった。お忙しいのに…
私は舞い上がるほど嬉しかった。

ブッラクジャックが大金を取るのは
大金を払える人 言い換えれば、
コツコツ働いて真面目に生きている
人からは実は無償で治そうとする。

この作品は自分の事は自分で護らなければ
生きて行けないことや、お金というものの
虚しさ、権威や権力の滑稽さを
浮き彫りにしている。

ただカッコ良い名医の無資格医を
描いた作品でない処が素晴らしい。

さらに手塚作品は各宗教を扱ったり、
SF ファンタジー 自然破壊への危惧に
及ぶ。圧巻なのは今朝私が ふと
思い出した光のストーリーを描くために
取り上げている闇のストーリーとも
いえる作品群だ。

私が一番に挙げるのは
『ばるぼら』『奇子』『人間昆虫記』
あたりから『火の鳥』までなのだが、
あまりにも名作揃いで、はずせるものが
無いというのが本心だ。

バルボラは憎いほど浪漫たっぷりの登場を
する。ヴェルレーヌの詩を口ずさみながら
の登場だ。何とも風情のある詩だった。

自堕落なバルボラの正体が知りたくて
夢中になった。厚い本だったが、
気にならなかった。

ここで私は この時は消化しきれていなかった
黒魔術の世界を垣間みた気がする。

その後 この前の方で書いたブログに記
した本場ものの黒魔術に興味を
持って丸善の洋書コーナーから
発禁にされていたアリスター・クローリー
の本を個人輸入するに至り、
黒魔術で怖い思いをすることに
繋がるのだ。

うまく表現できないが、ここで安易に
説明するとしたら よくニーチェが
芸術論とかでいうディオニュソス的
なもの。たとえば「本能的とか、陰とか
暗とか 淫猥」の部分を手塚作品には
幾つもあるということが私には
衝撃的でありショックでもあるのだ。

アトムを いかにも平和の戦士のように
誉め称えているが、ここで私は
繋がる。

ウラン コバルトと名付けた事が
やっと理解できたのだ。


定かかどうかは 知らないが高度な文明は
4回滅びており遺跡から かすかな
放射能の痕跡が認められるという説が
ある。手塚先生は見えない世界と
通じていて陰の世界をあえて描くことに
よって「光」を描き、地球規模で
訪れる危機を心配し警告を鳴らし
続けておられたのではないか?

その視点の先には宗教や人種や
国境や時空を超えて、過去の
人類の失敗を繰り返さないようにと
召される寸前までベッドの中で
ペンを握っておられたのでは
ないかと思えて仕方ないのだ。

私は盛んに「光を」と訴えている。
しかし反面 醜い世界 陰鬱な病んだ
世界も描かかないと光を生み出せない。

影がなければ明るい所がないのと
同じ論理だ。

私は3.11以降 よく考える。
もし手塚先生がご存命だったら
今を どう思われたかと。

アトム ウラン コバルトと名付けた先生
は平和利用を願っていたに違いない。

皮肉にも今や それらの名前は私達を
脅かす現実問題となって共存している。

それと私はマセ・ガキだったので
好んで読んでいたが手塚作品の深みは
こういう陰の世界にも とうとうと流れる
哲学的な要素 狂気の世界 猥褻な部分も
あって土台骨を支えていることを
忘れてはいけない。

今は核より破壊力のある兵器が開発
されたために、各国が表面上で
核廃止の方向に動いているとか、
色々言われているが、私は人類が
何度も同じことを繰り返してきた
事実を考古学者が実証している
のだから、実は すでにエイリアンに
地球は支配されているなどという
話が まことしやかにあっても
真の光が地球を照らし、
多くの闇を描きながらも光を
訴えていったクリエイター達の
魂のパワーを信じて、その憂いを
受け止めて覚醒した人達が
増えていくことを願っている。

2013-12-11 23:08:13投稿者 : Nachiko
この記事のURL コメント(9) トラックバック(0) nice!  あしあと
    9件中   1 - 9 件表示 ( 全 1ページ )
    コメント一覧
    若林さん
    いや何をお詫びされているのか、よくわかりませんが…Bの子守唄は それなりに私のああいう世界なのに好きだと おっしゃって下さる方がいらっしゃいましたので当時は意図が伝わるものだと思い驚いたものでした。手塚先生にはご存命中に私の思いを伝えられ、しかも直筆でお礼まで書いて送って頂いたのでアレがチャンスだったのだと感慨深く思っております。
    サイト管理者 Nachiko   2013-12-15 00:14:46
    guest
    Nachiko様
    1stの「BJの子守歌」は、ぜんぜん違和感はありませんでした。(手塚ファンとして驚きはしましたが)
    むしろ2ndの「ネイチャーボーイ」に大きな違和感を覚えました。(後日、理由がわかりました)
    僕は手塚ファンですが、発表当時「BJの子守歌」の存在はまったく存じませんでした。当時ファンの間でどのくらい認知されていたのか不明ですが、手塚FCとかにも入っていましたが、話題にのぼった記憶はありません。だいぶ時間が経ってしまいましたが(苦笑)、手塚ファンの一人として、この場を借りて深くお詫びいたします。
    投稿者 わかばやし   2013-12-13 10:50:09
    瑞恵さん
    私も漫画は禁止でした。でも本屋へ行く事は禁止でなかったので隠れて読みました。唯一行っても良い場所でした。隠すのに膨大な努力をしましたよ。見つかったあとは棄てさせられましたけど。今あったら、お宝の他の漫画も沢山ありました。もっとも文学全集も棄てられました。理由は「家が重さで痛むから」だそうです。笑っちゃいます。随分色々棄てられましたー。
    サイト管理者 Nachiko   2013-12-13 08:00:56
    若林さんへ
    手塚先生が召された直後即お茶の水の本屋街に行き、手塚先生の作品リスト全てをプリントアウトしてもらいました。常規を逸していました。とにかく読み残しがあったら大変!と思ったのです。凄い量の作品リストでした。まだ読んでいない作品です!ありがとうございます。本物の光は「陰」を描けなければ表現できません。教えて下さってありがとうございます。
    サイト管理者 Nachiko   2013-12-13 07:53:08
    NFCさん
    コメントありがとうございます。当時手塚先生に対する思いが強くて、どうしても伝えたかったのでした。中でもピノ子の「あっちょんぶりけ」は私の十八番でした。レゲエに仕上がっていまして嬉しくて、あの頃秋葉原の街を、あの曲を思い浮かべながらレゲエのステップで歩いた記憶があります。
    サイト管理者 Nachiko   2013-12-13 07:43:16
    guest
    Nachikoファン&手塚治虫マニアの自分としては、ずっと手塚先生は『BJの子守唄』をお聴きになったことがあるのだろうか?と気になっていたのですが、長年の疑問が解けて、すっきりしました。
    また、両ファンとしては、意味不明に何となく嬉しいく思います(笑)。

    短編ですが、『安達が原』(後期ライオンブックス)も面白いと言うか、すごい作品ですよ。なんで、こんな残酷な話が書けるのか、手塚先生の人間性を疑ってしまいました(苦笑)。もし、未読でしたら、ぜひご覧になってみてください。
    投稿者 わかばやし   2013-12-13 00:15:39
    guest
    コメント中、誤字が有りましたら。ごめんなさい!
    街子さん→奈智子さん です。
    投稿者 瑞恵   2013-12-12 23:56:39
    guest
    奈智子さんのメッセージは理解できます。ところが私は両親から「マンガを読んではいけない」と厳しく言われていたので、せいぜい「鉄腕アトム」を若干知っているだけ。今からでも手に入るはずだから、今の仕事に慣れて体に余裕ができた時に読んでみたいと思わされました。街子さんは色んな知識を持ち。それに対しての個人的な主張ができる事がうらやましいです。
    投稿者 瑞恵   2013-12-12 19:18:16
    guest
    DEAR MY BJ、アルバムの中では前トラックの「ボストンバッグの歌」から曲調が変わる瞬間がすきでした。
    ブラックジャックは70年代の連載を読んでいたし好きな作品で、なぜにアルバムに曲としてあるのかな?と長年思っていたのですが、曲となった経緯がやっと解りました。

    ご本人による曲への思いが解るのは嬉しいことです。


    投稿者 NFC   2013-12-12 11:35:50
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