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M1 紫の糸 ~光を~ La Lumière

M2Prisoner

M3  ホ・ン・ネ Real intention

M4 夕映え It was good die in loneliness

M5 幻華 Distractionof Ω 

 M6 体が風になるまで Return Me!

ボーナストラック:μμタンバリン(アレンジ&プログラミング:Team S)


Vo    Nachiko

Dr    :そうる透

Bass   :渡辺建

Bass   :和佐田達彦

G      :田川ヒロアキ

G   :竹内亨規

Key    :河野啓三

Key    :河本慎一

Vi    :武藤祐生

和太鼓 :響道宴


Mix :岡野高史

All Music&lyrics:舘岡奈智子

All Produce&arr.:そうる透

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La Lumière 

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私的特技自慢

人には それぞれ特技がある。
わざわざ身につけた物もあるだろうし、仕方なく
自己防衛のために身についた物もある。
今日は私のチョットした奥儀の深い特技に関して
書いてみようと思う。凄腕の自己防衛である。
正しくは事故防衛と言った方がいいのかもしれない。

私が幼い頃の記憶に“ニホンバシ”という言葉がある。
父が よく使っていた言葉で、それは「トイレ」を
意味していた。父方の親が買い物に日本橋にある
デパートを利用していた事と、当時のトイレが和式で
“二本足”で便器をまたぐという意味をかけて、
うちではトイレに行くのを「日本橋に行ってくる」などと
言っていた。

私のトイレに関する記憶は、その「日本橋」から始まって
いる。子供の頃 「日本橋」での居心地は良くなかった。
幾ら思い出しても、痛みと足がフルフル震える感覚が
抜けない。「日本橋」=痛い、の記憶は何処から来るのか。

私は いつも空想するのが好きで狭いトイレ空間に入ると
それが たとえ大きい方でも集中しない処があった。
当然 腹圧などかけず、ただ便器をまたいで しゃがんでいた。
そこで次に起きる事は体を支えている足がフルフルしてきて
便器の中に、下着をおろしたまま落ちるのだ。
いきなりグラっときて冷たさと痛みが同時にやってくる。
小さい時は、それほどのショックもなく 又やったという感覚
しかなかったのが、そのうち便器に墜落する事に妙な
挫折感を感じるようになった。

そんな私が、機会があって 俗に言うボットン・トイレ(汲み取り式)
に出会った時は衝撃だった。
便器に開いている大きな穴の下は悪臭が漂い中身も見えない。
ほほう…こういう処に地獄というモノはあるのだろうかと
考えた。何度か、形の違うボットン・トイレに出会った。
その時は絶対に墜落しないように身体が硬直するほど
緊張した。慣れれば大丈夫なのだろうけれど、慣れていない
苦手感が、よけいに身体を固くした。
幸いにもボットン・トイレには自分の体は墜落せず、スリッパや
備え付けの履き物を落としたくらいで済んでいる。

私にとって「日本橋」が変わり、洋式便座になったのは画期的
な出来ごとだった。これで便器への墜落は気にしなくて良い
と思うと、日常生活が虹色の光に包まれていくように思えた。
まさに万歳!と便器を拝みたくなった。
それが すぐに もろく崩れる一瞬の貴重な万歳だと知らずに。

和式から解放されて喜ぶのは何十年も早い誤算だった。
何しろ私は、洋式便器に絶大なる信頼を置いていたので
まさか裏切られる事になるなどとは想像もできなかった。

いつものようにトイレに入り便器に座った時の事だった。
忘れもしない。信頼を裏切られた時の事は、しぶとく
覚えているものだ。
こんなにも信頼している私を、うちの洋式便器は いとも
簡単に裏切ってくれた。早すぎる裏切りとでも言える。

下着をおろして座った途端、尾てい骨と後頭部を激しく打った。
そして次に、冷たい感覚と角度が違う景色が飛び込んできた。
猛烈に痛くて自分の身に何が起きたのか わからなかった。

スポっと自分の下半身が背中から倒れるように便器にハマって
起き上がれない状況になっている事に気づくのに時間が
必要だった。まさかの出来ごとで判断が出来なかった。

これは挫折感ではなく、遥かに大きな敗北感だった。
ここで私は洋式トイレに、女性用に便座がある事を
意識させられた。
想像して欲しい。下着をおろしたままの格好で、スッポリと
便器に尻部からハマリ後頭部をぶつけ足は不自然に
持ちあがり身体の自由がきかなくなる光景を。

早く用を足したい時など、いちいち便座の確認などしない。
そのまま座ってしまう。これは かなり何度も痛い思いを
させられた。正直 参ったと思わされた。
外のトイレは女性用・男性用と分かれているので、まず
大丈夫なのだが、それでも場所によってトイレを兼用
している処に出くわす。
外出先でキチンとした服装で、便器にハマった時など
衛生上も服についたシミや、打ち身で動けないことなど
そこに言えないことばかりで問題は深刻化する一方
だった。自分は何故 便器に落ちる星の下に生まれて
きたのだろう?とか悩んだり、トイレに入ると一番に
便座の位置を確認するクセがついた。

そんな私も失敗を繰り返し、痛い思いをしながら
とうとう行き着いたワザを会得したのである。

「瞬間中腰ストップ・ポーズ」なるワザを身につけた。

極意は深いのである。感覚的に、その場所に便座が
なくて、ある程度座っても さらに腰を下ろす態勢に
なると、そこで身体が瞬間的に中腰でストップする!
というワザで、そのストップと同時に尿意まで失せる
という優れたワザである。

これは自慢ではないが、どんなにトイレを我慢していても
そこに便座の気配が無いと感じた途端 尿意消失と
中腰でストップ・ポーズ姿勢になるなどという高度なワザを
特技と言わなければ何と称したら良いかわからない。
このおかげで、私は「日本橋」の時代から思うと
トイレに関しては難易度の高い仕様者として認定されても
良いのではないかと自信を持って言える。

これは無敵である。
たとえトイレが1個しかない場所でも安心出来る。
このワザを得とくするまで、どれだけ痛い目、恥ずかしい目
に遭い、時間とメンタルを鍛えられてきたことだろう。

誰でも自慢したい事はあるものだ。
私だって特技があると自慢したかった。
あなたは出来ますか? 便座の位置を確認するなんて
ダサイ事 まだやっていませんか?

もっとも、これで墜落は無くなって、めでたしなのだが…

今は出先では、たまにある時間差発射のウオッシュレット。
これは 調子が悪いのだと思って油断して見ると、
突然 顔面や服に噴射してくる。

自業自得なのは、ウオッシュレットを使ってストップしたはずが
間違って、違う処を押してしまい立ち上がった後 うしろから
噴射されることだ。

まぁ、何はともあれ 墜落は骨折したら病院でも説明しにくいので
今は ウオッシュレットの水を たまに被っても平和だと思って
暮らしている。

2013-07-28 03:58:05投稿者 : Nachiko
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